小学校教員kosukedadの日記

思ったことをわりとはっきり書いていきます。毒舌かもです。

高学年モチベーションアップの秘訣

高学年になると、ただ褒めるだけではモチベーションの上昇に繋がりにくくなってきます。 今回は、なかなか上がらない高学年のモチベーションアップの方法について、述べていきたいと思います。 低学年の頃は、子どもたちは褒められたくて良いことをしたり、…

いつも注意される子に対して見せるべき「本気の姿勢」

いつも同じようなことで注意されている子っています。 学級担任はそれに慣れてしまい、この子はこうなんだよなあ、と決めつけてしまうことが珍しくありません。 無理もないです。 いつも苦労させられていますからね。 その決めつけが、子どもたちの自己肯定…

集団の美しさは必要か

集団の美しさを求めるのはもう古いのでしょうか。 多様な児童に対して、一人一人に応じた支援が求められています。 逆に言えば、一律の指導・支援が難しくなっている中で、どの子にも同じ結果を求めるようなことは果たしていいのかどうか。 そんなことを考え…

子供にやる気を出させる5つのポイント

子どもたちがやる気を出すのはどんな時でしょうか。 楽しそう。 面白そう。 遊びやスポーツなどに対して見せるやる気は、こういった感覚的な興味や関心から出てくるものがほとんどだと思います。 今回は学校生活で子どもたちがやる気を出す場面、つまり「楽…

指導の一貫性が取れないとき

多様な子が学級にいる中で、指導の一貫性というものが取れないことがあります。 同じように指導して、同じような反応であれば、担任は苦労しません。 ですが、そうはなかなかいかないものです。 特に、特性のある児童が学級にいる場合はこういった場面に出会…

全体によい影響を与える褒め方、注意の仕方

担任をしていると,必ず褒める場面,注意する場面があります。 褒め方や注意の仕方はさまざまなパターンがありますが、その後の子どもたちの姿を考え、意図することで効果は大きく違います。 ではどんなことを心がければよいのでしょうか。 そんなことを今回…

文章題への取り組ませ方

先日ある方のお話を聞いていて、なるほどなと思ったことがあります。 今回はそんな話をしたいと思います。 算数などの文章題を苦手とする児童ってたくさんいます。 そういう子にどんな支援をしてきたか、自分の胸に手を当てて考えたときに、恥ずかしく感じた…

勝手に動く学級づくり

子供が育っているな、力を付けたなあと感じる時がどういう時かといえば、「自分たちだけでやることをしっかりやれているな」と感じる時ですね。 ですからそんな学級にするために日々奔走しているわけです。 その意味で毎日行われるであろう朝の会や帰りの会…

学校に行く意味を問われたら

「何で学校に行かなくちゃいけないの?」 先生という仕事をやっていると必ず聞かれるせりふです。 小・中学生のいる家庭では、親は一度は聞かれたことがあるでしょう。 学校に行く意味はなんでしょう。 コロナ禍を経て学校そのものの価値が揺らいでいる中、…

教員ならではの常識を疑う②

先日、教員の常識を疑うという記事を書きました。 あれ以来、自分がそういう観点で学校を見るようになる機会が増えてきまして、常識を疑うがシリーズ化しそうです。 ということで、今回は「教員の常識を疑う」第2弾です。 教員の常識を疑う① 「不登校はだめ…

保護者の配慮のない発言を聞いていると…

「相手のことを考えるんだよ」 子どもたちによく話すセリフでもあります。 子供って、まずは自分、という考えをしますからね。ある意味当然のこととも言えますし、発達段階を考えれば当たり前に通る道とも言えます。 ところが、私たちが教員という仕事をして…

みんなと仲良く、なんてできるはずがない

みんな仲良くしましょう。 学級担任がよく言うセリフです。 でもこれって本当にできるでしょうか。 しているとしたら、誰かがただ我慢しているだけではないでしょうか。 そんなことを今回は述べたいと思います。 学級には様々な子がいます。 大人しい子、活…

教員ならではの常識を疑う

私たち教員が何となく持っている、これが良いのだという価値観があります。 ずっとあまり疑問に思うことなく教員生活を送ってきましたが、最近は今の時勢に合っているのだろうか、実は間違っていたのではないだろうかと思うようなことも出てきました。 これ…

自分で考え、やるしかない

元プロ野球選手のイチロー氏が、定期的に高校の野球部を訪れ、野球指導をしているのはご存知の方も多いともいます。 球児たちの前で自分の理論を話し、実際に実践して見せる。球児たちはそれを憧れの視線で見つめている。そんな場面をよく目にします。 そん…

来年度入学する園児たちを見て

この時期になると、来年度入学を予定している園児たちが小学校に来て、「就学時健康診断及び知能検査」というのが行われます。 健康診断と知能検査を行い、入学にあたって配慮すべき点がないかどうかなどを確かめるのです。小学校にとっては、健康面は専門外…

隙間時間を埋めることが上手な担任は学級経営が上手い

学校は基本的に時間割をもとにして毎日の授業が行われます。 授業のみならず、休み時間や朝自習、朝の会や掃除まで、さまざまな活動が細かくタイムスケジュールで決められています。 チャイムもなりますから、チャイムに合わせるために1日は慌ただしく過ぎて…

指導を入れるタイミングとは

学級担任をしていると、必ず何らかのトラブルがあったり、注意や指導を入れたりする場面があります。 このタイミングこそが、学級経営がうまくいくかそうでないかを分けるといっても過言ではありません。 なぜなら学級というのは集団です。指導・注意をしな…

学級経営が上手い担任は、個々の力を育てることも上手いのか

学級経営が上手い担任は、個々の力を育てることも上手いのか。 そんな話をしていきたいと思います。 結論から言えば、上手い人もいるし、逆に個々の良さを消してしまう人もいる、の2つに大きく分かれてしまうと言えます。 まず前提として、学級経営が上手い…

電話が多い保護者に対して

電話をすることは相手の貴重な時間を奪う行為であることを認識させる。 今回は保護者対応で困っていた事例を例にお話しできればと思います。 放課後に学級事務をしている際の保護者からの電話。 まあ、よくあります。 そこで今までやっていた仕事は一切スト…

PTA活動を考える

今回はPTAの役割を考えてみたいと思います。 最近、いろいろなところでPTA活動を見直そうという動きが出てきています。 本来任意であるはずなのに、強制的に参加させられているのはおかしいであるとか、共働きが当たり前になっている中で活動自体が成立しな…

学習発表会にどう向かわせる?

私の地区では学習発表会が各校で行われています。 昔ながらの学芸会という名前だったり、音楽発表会だったりと、呼び方はいろいろありますが、このような発表会的な学校行事って何のためにあるのでしょうか。 自分も散々書いていることでもあるのですが、行…

節度についてどう指導するか

節度って難しいですよね。 今回は「節度」をどう考えるか、どう子どもたちに投げかけていくか、ということについてお話したいと思います。 先日保護者から学校にこんな電話がありました。 「近くのスーパーのフードコートコーナーにいつもいる子どもたちがい…

言い訳の多い子に対しての指導

言い訳の多い子っていますよね。 そういった児童に対して、どんな指導をするべきか悩んでいる教員は多いです。 何より、言い訳する子にとって、言い訳で逃れられる状況というのは、その子の成長にとって良くありません。 やったことにしっかり向き合っていな…

家の人の前で大人しく、学校で本性を出す子供

私は教員を25年以上やっているわけですが、昔は少なかったのに、年々増えているなと思うことがいくつかあります。 その内の一つについて、今回はお話ししたいと思います。 ではそれは何かということですが、 「家の人の前では大人しく、学校で本性を出す子」…

強い子供を育てていきたい

最近、強い子供を育てていくにはどうすれば良いのだろう、ということを考えます。 自分が子供の頃のことを考えてみると、昔は何も考えないで生きていたなあと思うんですね。 厳しい親や先生がいて、とりあえず言うことを聞いていれば、なんとなく正しい方向…

ニンジン作戦の有効性

子供を頑張らせるためにご褒美をぶら下げる、ということは、大なり小なり、どなたも経験があるのではないでしょうか。 水族館のイルカショーなどを見ていると、餌をあげることで成立していますから、多くの人が、ご褒美のために頑張るということについてある…

休んだら困るような行事は無くていいのではないか

学校行事のこれからの方向性を考えることが多くなりました。 これまで毎年のように当たり前のように行なってきた学校行事。運動会、学習発表会、入学式、卒業式。遠足や校外学習、修学旅行や林間学校など… 挙げればきりがありませんが、この他にも細かいもの…

正解を持たずに問いかけていないか

「これはやっちゃダメだ」 「こうしないといけませんよ」 ではなく、 「どうしてダメなのかな?」 「このままだとどんなことが起こると思う?」 と問いかけましょう。 私はこれまで、子供自身に考えさせるために理由を考えさせたり、「あなたはどう思うか」…

経験させたい、でもリスクを取りたくない

子供には経験したことから学んでほしい、といつも思っていますが、いろいろな意味でそういうことができにくくなっているなと感じます。 リスクを取らないことようにすることが、学校現場の中で年々増えているからです。 先日児童に聞かれました。 「先生、今…

ズル休みしてもいいですかと聞かれて

「先生、ズル休みをしてもいいですか?」 1年生の子が私に聞いてきました。 さあ、なんて答えますか? 先日、スクールサポーターに連れられて、1人の児童が私のところにやってきました。 集中力があまり続かない子で、みんなと同じ行動を取ることも苦手です…