小学校教員kosukedadの日記

思ったことをわりとはっきり書いていきます。毒舌かもです。

一教員の雑感

学年末の大切な区切り 学級納めの心得 #卒業式のサプライズ

学年末が近づいてきました。 学校によっては、小学校でもすでに卒業式を終えているところもあるようです。 私の学校はこれから卒業式ですが、一年は年々早くなっているなあという気がします。 歳を重ねたからでしょうね。 さて学年末を迎え、担任としても子…

学校の先生という仕事を自分の子供に勧められるか

私の住む地域では、職員室の先生方のうち、半分くらいの方が親も学校の先生をやっている、という人が多いです。 これには2つの理由があると思います。 一つは先生という職業が子供にとって魅力的に映ったこと。 もう一つは学校の先生という職業しか、親も子…

AIの進化の中で教員の役割とは

「AIにできないことをやるのが学校の先生の役目だ」 なんてことを実際に口に出して言っていられなくなってきました。 昨今のAIの進化は驚くべきものがあります。 しかし、多くの仕事がAIに取って代わられると言われる中、学校の教員というのは業務が多岐にわ…

学校教育と現代社会とのギャップ

「辞典を引く」ということについて、どのように取り組ませたらいいものかと最近悩みます。 私的には、もう全部タブレットで検索すれば良いのではないか、とも思っているのですがどうなのでしょうか。 国語の時間に、あいうえお順に並んでいることなど、国語…

学校での失敗経験が社会での成功に繋がる

「宿題をやらない子にはどう言ったらいいですか?」 という質問に対して、青山学院大学の駅伝部監督の原晋氏が、「何も言わない。失敗させればいいんです」と言ったというTV番組の紹介記事を見ました。 私はこの考えにどちらかと言えば賛成なのですが、コメ…

頭の良さを考える:変わる社会と求められる能力

「頭がいい」とはどういうことなのでしょうか。 私も含めて多くの親は、我が子に「頭のいい子に育ってほしい」と願います。 しかし、「頭の良さ」って一体なんでしょうか。 今回はこのことについて考えてみたいと思います。 私は人々が求める「頭の良さ」と…

一つの出来事から学びを広げる

学校にいると毎日のようにいろいろな出来事が起きます。 特に生徒指導上の案件などは、毎年のように似たような話が起こるものです。 学年も変われば子どもたちも変わりますから、それはある程度仕方のないことなのですが、同じような案件が同じクラスや学年…

特別な支援を必要とする児童への接し方のポイント

特別な支援を要する児童について、私たち教員はさまざまな対応を求められます。 特別な支援を要する児童というのは、特別支援学級に在籍している児童や、また保護者の意向で普通学級に在籍しているものの発達障害の傾向の強い特性を持った児童のことです。 …

教員の残業事情と仕事効率化の秘訣

私が勤務している学校では、定時に帰る教員はいません。 ほとんどの教員が、2時間近い残業をして帰るというパターンです。 やはりどうしても仕事が勤務時間に終わらない教員が多いのです。 中には、「あなたの仕事の量ならとっくに終わって帰れるでしょ」と…

災害への意識を高めよう

この度の能登地震の被害に遭われた方には、心からお見舞い申し上げます。 私も東日本大震災を経験しましたが、災害の恐ろしさについては軽々しく述べるわけにはいきません。とにかく1人でも多くの方へ支援が行き届いてほしいと願っています。 本来であれば3…

リズムを取り戻す!冬休み明けに取り入れたい学習の工夫

私の地域ではまだ冬休みは続くのですが、多くの地域では今週から3学期が始まるのではないでしょうか。 私自身も先週から勤務しており、研修会等にも参加しているのですが、まだまだ仕事モードにしっかり入ってはいませんね。 一応、年末年始はしっかり休んで…

年賀状を通じて教員と子どもたちの繋がりを保つ

年の瀬も近づいてきました。 年賀状を急いで書かないと、と焦っていましたが、ようやく何とか終わり、投函しました。 最近は年賀状を書く人も減ってきて、それが当たり前みたいになってきましたが、私のような天邪鬼な人は、こんな風潮だからこそ、逆に絶対…

教員の冬休み、ブラックだと言われる日々から一息つける

冬休みに入りました。 私は北国に住んでいるのですが、まだ冬休みに入ってない地域もあるんですかね。 さて冬休み、教員はどのように過ごしているのでしょうか。 教員はブラックだ、ブラックだと言われ、日々猛烈なストレスと戦っています。 そんな教員たち…

小学校入学前に身につけさせたいポイント7選

私の地域では、冬休みに入りました。 この辺りになると、学校的にはすでに来年度の準備が始まっています。 例えば、年間の行事予定はもうほぼ固まっていると言ってもよいでしょう。 まあ、これから職員全体の会議で決まっていきますので、廃止や追加などはど…

子供との知恵比べ

子供とやり取りしていて、イラッとしてしまうことがあります。 教員も人間です。 相手が子供とはいえ、失礼な態度を取ったり、嘘をついたり、自分のことを棚に上げて話したり…とまあ、日常的に色々あるわけです。 私たちは大人ですから、できるだけ冷静に対…

集団の美しさは必要か

集団の美しさを求めるのはもう古いのでしょうか。 多様な児童に対して、一人一人に応じた支援が求められています。 逆に言えば、一律の指導・支援が難しくなっている中で、どの子にも同じ結果を求めるようなことは果たしていいのかどうか。 そんなことを考え…

学校に行く意味を問われたら

「何で学校に行かなくちゃいけないの?」 先生という仕事をやっていると必ず聞かれるせりふです。 小・中学生のいる家庭では、親は一度は聞かれたことがあるでしょう。 学校に行く意味はなんでしょう。 コロナ禍を経て学校そのものの価値が揺らいでいる中、…

教員ならではの常識を疑う②

先日、教員の常識を疑うという記事を書きました。 あれ以来、自分がそういう観点で学校を見るようになる機会が増えてきまして、常識を疑うがシリーズ化しそうです。 ということで、今回は「教員の常識を疑う」第2弾です。 教員の常識を疑う① 「不登校はだめ…

保護者の配慮のない発言を聞いていると…

「相手のことを考えるんだよ」 子どもたちによく話すセリフでもあります。 子供って、まずは自分、という考えをしますからね。ある意味当然のこととも言えますし、発達段階を考えれば当たり前に通る道とも言えます。 ところが、私たちが教員という仕事をして…

みんなと仲良く、なんてできるはずがない

みんな仲良くしましょう。 学級担任がよく言うセリフです。 でもこれって本当にできるでしょうか。 しているとしたら、誰かがただ我慢しているだけではないでしょうか。 そんなことを今回は述べたいと思います。 学級には様々な子がいます。 大人しい子、活…

教員ならではの常識を疑う

私たち教員が何となく持っている、これが良いのだという価値観があります。 ずっとあまり疑問に思うことなく教員生活を送ってきましたが、最近は今の時勢に合っているのだろうか、実は間違っていたのではないだろうかと思うようなことも出てきました。 これ…

自分で考え、やるしかない

元プロ野球選手のイチロー氏が、定期的に高校の野球部を訪れ、野球指導をしているのはご存知の方も多いともいます。 球児たちの前で自分の理論を話し、実際に実践して見せる。球児たちはそれを憧れの視線で見つめている。そんな場面をよく目にします。 そん…

電話が多い保護者に対して

電話をすることは相手の貴重な時間を奪う行為であることを認識させる。 今回は保護者対応で困っていた事例を例にお話しできればと思います。 放課後に学級事務をしている際の保護者からの電話。 まあ、よくあります。 そこで今までやっていた仕事は一切スト…

節度についてどう指導するか

節度って難しいですよね。 今回は「節度」をどう考えるか、どう子どもたちに投げかけていくか、ということについてお話したいと思います。 先日保護者から学校にこんな電話がありました。 「近くのスーパーのフードコートコーナーにいつもいる子どもたちがい…

言い訳の多い子に対しての指導

言い訳の多い子っていますよね。 そういった児童に対して、どんな指導をするべきか悩んでいる教員は多いです。 何より、言い訳する子にとって、言い訳で逃れられる状況というのは、その子の成長にとって良くありません。 やったことにしっかり向き合っていな…

家の人の前で大人しく、学校で本性を出す子供

私は教員を25年以上やっているわけですが、昔は少なかったのに、年々増えているなと思うことがいくつかあります。 その内の一つについて、今回はお話ししたいと思います。 ではそれは何かということですが、 「家の人の前では大人しく、学校で本性を出す子」…

強い子供を育てていきたい

最近、強い子供を育てていくにはどうすれば良いのだろう、ということを考えます。 自分が子供の頃のことを考えてみると、昔は何も考えないで生きていたなあと思うんですね。 厳しい親や先生がいて、とりあえず言うことを聞いていれば、なんとなく正しい方向…

ニンジン作戦の有効性

子供を頑張らせるためにご褒美をぶら下げる、ということは、大なり小なり、どなたも経験があるのではないでしょうか。 水族館のイルカショーなどを見ていると、餌をあげることで成立していますから、多くの人が、ご褒美のために頑張るということについてある…

休んだら困るような行事は無くていいのではないか

学校行事のこれからの方向性を考えることが多くなりました。 これまで毎年のように当たり前のように行なってきた学校行事。運動会、学習発表会、入学式、卒業式。遠足や校外学習、修学旅行や林間学校など… 挙げればきりがありませんが、この他にも細かいもの…

経験させたい、でもリスクを取りたくない

子供には経験したことから学んでほしい、といつも思っていますが、いろいろな意味でそういうことができにくくなっているなと感じます。 リスクを取らないことようにすることが、学校現場の中で年々増えているからです。 先日児童に聞かれました。 「先生、今…