小学校教員kosukedadの日記

思ったことをわりとはっきり書いていきます。毒舌かもです。

保護者対応

叱ることの難しさと必要性

叱るのって難しいですよね。 親の子育ての立場からすると、叱るのは今はあまりしない方がよいとされていて、自分の気持ちを伝えるようにしましょう、みたいなことを言われることが多いですよね。 ただ、そうも言っていられないのもわかります。 周囲の目があ…

保護者へ電話するときのポイント 信頼関係を築くために

私たち教員は、かなり頻繁に保護者に電話をかけます。 欠席児童の家での様子を確認するためや、不登校気味の子の家庭に定期的に連絡をする場合など、電話をしない日も方が少ない、と言った感じでしょうか。 まあそれはまだよいのですが、厄介なのは生徒指導…

保護者対応に悩む教員を支援!奈良県天理市の新たな窓口

保護者対応に悩まされている教員は本当に多いです。 私の勤務する学校にも、大体クラスに一人は問題のある保護者がいるといった感じです。 具体的には、 ・対応一つで激昂する ・時間を考えない電話が多い、そして長い ・自分の子供の話をだけを信じ、対応に…

保護者の配慮のない発言を聞いていると…

「相手のことを考えるんだよ」 子どもたちによく話すセリフでもあります。 子供って、まずは自分、という考えをしますからね。ある意味当然のこととも言えますし、発達段階を考えれば当たり前に通る道とも言えます。 ところが、私たちが教員という仕事をして…

来年度入学する園児たちを見て

この時期になると、来年度入学を予定している園児たちが小学校に来て、「就学時健康診断及び知能検査」というのが行われます。 健康診断と知能検査を行い、入学にあたって配慮すべき点がないかどうかなどを確かめるのです。小学校にとっては、健康面は専門外…

電話が多い保護者に対して

電話をすることは相手の貴重な時間を奪う行為であることを認識させる。 今回は保護者対応で困っていた事例を例にお話しできればと思います。 放課後に学級事務をしている際の保護者からの電話。 まあ、よくあります。 そこで今までやっていた仕事は一切スト…

PTA活動を考える

今回はPTAの役割を考えてみたいと思います。 最近、いろいろなところでPTA活動を見直そうという動きが出てきています。 本来任意であるはずなのに、強制的に参加させられているのはおかしいであるとか、共働きが当たり前になっている中で活動自体が成立しな…

家の人の前で大人しく、学校で本性を出す子供

私は教員を25年以上やっているわけですが、昔は少なかったのに、年々増えているなと思うことがいくつかあります。 その内の一つについて、今回はお話ししたいと思います。 ではそれは何かということですが、 「家の人の前では大人しく、学校で本性を出す子」…

どこで線引きをする

「これ、学校が対応しなきゃならないことなのかな…」 最近多い教員の愚痴です。 今回は学校はどこまで対応・介入しなければならないのか、この点について述べていきます。 先日、高学年の児童の保護者から電話が入りました。 「昨日の夜、同じクラスの友達と…

それでいいですかと保護者に問う

保護者との接し方において、最近私が意識していることがあります。 児童同士でのトラブルや約束事を破って問題が起こったりした時に児童を指導していると、こう言う子が必ずいます。 「○○くんがやっていたから…」 「○○さんにやろうと言われて…」 いわゆる言…

学校側からネガティブな情報も発信する

長年勤めていますが、学校は保護者から責められる立場になったなあとつくづく感じます。 保護者がすぐに学校にクレームをつけてくるということは確かに増えましたが、保護者が自分の子供のことを心配するのは当然のこと、今も昔も変わらないはずです。これま…

PTAや児童会をうまく使う

学校が抱える問題を、学校だけが抱えるのではなく、外に開いて相談していくことが必要なのではないかと私は考えています。 最近の傾向として、保護者は学校が決めたことに対して不満を持つことが多いなあと感じます。 それは学校側に責任でもあるのですが、…

モンスターペアレントへの対応で方向性が決まってはいけない

ルールは何のためにあるのか、子どもたちが考えなければ、あとで手痛いしっぺ返しを喰らうのは、子供自身なのです。 それを気付かせるのが、教員と保護者なのではないでしょうか。 先日の出来事を少しお話ししたいと思います。 低学年の児童が、昼休みに体育…

保護者との関係をうまく築くには

保護者と教員の関係をどのように築いていくか、今回はこのことについて考えていきたいと思います。 私が教員になりたての頃は、 「先生、うちの子が悪いことしたら思い切り叱ってください」 「好きにやっていいから」 なんて言われたものです。 昔は教員と保…

指導すればしたでクレームが来る

子供への指導について、指導すればしたで保護者からのクレームが来ることがあります。 「相手も悪いのになぜ自分の子だけが注意されなければいけないのか」 などがその代表例ですね。 「そこまでの指導をする必要があったのか」 なんて言うのもあります。 こ…

校内にカメラを設置すれば

今回はたまーにする、少し攻めた内容シリーズでいきたいと思います。 「校内にカメラを設置すれば良い」 という話です。 多くの学校では、不審者の侵入防止のため、校門や玄関などにカメラを設置していると思います。 ですが今回私が言っているのは、カメラ…

働き方改革が進まない要因「保護者対応」

働き方改革を進める上でネックとなっているのは、保護者への対応という部分が大きいですよ、という話は以前もしていましたね。 toyokeizai.net 教育研究家の妹尾昌俊さんのこの文の内容がとてもしっくりきたので、少し紹介しつつ、自分の考えも述べていけれ…

祖父母が出てくると…

保護者対応が年々大変になっているという話はこれまでもしてきました。 とはいえ、全ての問題に対して、校長や教頭が出て対応するわけではありません。学級担任や学年主任だけで対応できるものについては、アドバイスだけして対応を任せる場合もたくさんあり…

指導の揚げ足をとる親

学校現場での指導がどんどん難しくなっているという話はこれまでもしてきましたが、今回もその話をしていきたいと思います。 例 特別支援学級の高学年児童A。自閉・情緒障害学級に在籍しており、自分の気持ちをコントロールできずにトラブルを起こすことがあ…

保護者対応の難しさ 自分の子を信じるのはいいんだけれど

学校は子どもたちがたくさんの人数で過ごす場所。その分トラブルももちろん多く起こります。私たち教員は、そのトラブルの中で、どうしたら子どもたちの成長されることができるか、ということと、子どもの安全の担保という両面を見ていかなくてはなりません…