小学校教員kosukedadの日記

思ったことをわりとはっきり書いていきます。毒舌かもです。

授業づくり

身近な事柄に落とし込んで学ぶ:教員の役割#

私は一応社会科が専門なのですが(と言っても特にこれといって誇れるものはありませんが)、学びの中で意識していることがあります。 それは、「身近なものやことに落とし込む」ということです。 先日6年生と世界の各地で起きている紛争についての学習をしま…

文章題への取り組ませ方

先日ある方のお話を聞いていて、なるほどなと思ったことがあります。 今回はそんな話をしたいと思います。 算数などの文章題を苦手とする児童ってたくさんいます。 そういう子にどんな支援をしてきたか、自分の胸に手を当てて考えたときに、恥ずかしく感じた…

教員ならではの常識を疑う

私たち教員が何となく持っている、これが良いのだという価値観があります。 ずっとあまり疑問に思うことなく教員生活を送ってきましたが、最近は今の時勢に合っているのだろうか、実は間違っていたのではないだろうかと思うようなことも出てきました。 これ…

ブレンディット・ラーニングとは

「ブレンディット・ラーニング」というのを知っていますか。 簡単にいうと、「集団一斉授業」に「オンライン個別学習」を融合(ブレンド)するというもので、これが大きな成果を上げつつあるとアメリカでトレンドになっているということです。 『ブレンディッ…

「問題を見つける力」こそが大事

学校現場では、授業の中で「問題解決型の学習」というものが行われています。 これは、ある課題があり、その課題に対して仮説や予想を立て、実際に確かめたり調べたりして解決していく、というものです。 私が勤め始めた頃からすでにこの考えは定着していま…

ちょっとした授業づくりの工夫を

授業づくりについて久しぶりにお話したいと思います。 最近はちょっと大きな話や先を見据えた話ばかりしてきたので、今回は現実的な日常の話をしますね。 毎日の授業をいつもいつも特別なものにはできません。何が言いたのかというと、1日に行われる6時間の…

社会で求められる力をつけるために

学校での勉強というのは、そもそもずっと昔から、学校教育というものが導入されるようになってからずっと、本来社会に出た時に役立つ知識や技能を身につける場でありました。 しかし、この概念はずっと存在しながらも、いつの頃からか受験や進学のための勉強…

対話的な学習を進めるにあたって

学習指導要領が変わり、今は対話を重視した学習が求められています。対話的な学習、と一口に言っても、どんな活動をすれば良いのでしょうか。 どんな活動、というよりどんな考え方をすれば良いのか、と言ったほうが良いかもしれません。 今回は対話を重視し…

わかるから楽しい?わからないから楽しい?

私のブログは生徒指導や保護者対応、それから自分の勝手な雑感などが多いのですが、たまには授業づくりについて述べなきゃなあと思います。 そこで今回はこれから求められる授業について考えていきたいと思います。 小学校の授業では基本的に、問題があって…

指導の揚げ足をとる親

学校現場での指導がどんどん難しくなっているという話はこれまでもしてきましたが、今回もその話をしていきたいと思います。 例 特別支援学級の高学年児童A。自閉・情緒障害学級に在籍しており、自分の気持ちをコントロールできずにトラブルを起こすことがあ…

保護者対応の難しさ 自分の子を信じるのはいいんだけれど

学校は子どもたちがたくさんの人数で過ごす場所。その分トラブルももちろん多く起こります。私たち教員は、そのトラブルの中で、どうしたら子どもたちの成長されることができるか、ということと、子どもの安全の担保という両面を見ていかなくてはなりません…