小学校教員kosukedadの日記

思ったことをわりとはっきり書いていきます。毒舌かもです。

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

働き方改革が進まない要因「保護者対応」

働き方改革を進める上でネックとなっているのは、保護者への対応という部分が大きいですよ、という話は以前もしていましたね。 toyokeizai.net 教育研究家の妹尾昌俊さんのこの文の内容がとてもしっくりきたので、少し紹介しつつ、自分の考えも述べていけれ…

学校の役割は変わってきているが…

今、学校の役割は大きく変わろうとしています。 実はすでに予想されたことであり、現在の学習指導要領にも反映されていることではあるのですが、学校現場で実際に行われている現状と、まだまだギャップは大きいかなというのが私の印象です。 文部科学省は、…

給特法が変わればブラックは改善されるのか

今回はこの記事を取り上げてみたいと思います。 news.yahoo.co.jp 私たち公立学校教員の給与は、教職員給与特措法(給特法)によって、基本給の4%が「教職調整額」として上乗せされる代わりに、残業代は支給しないと規定されています。これが、どれだけ働い…

写真撮影で学級が見える

学級経営がうまくいっているかそうでないか、さまざまな場面でそれを窺い知ることができますが、はっきりと確認できる場面があります。 それが写真撮影の場面です。 写真撮影といっても、スナップ写真ではなく、集合写真ですね。 年度末も近づき、私の勤務す…

33人学級から40人学級へ戻す!?…に思うこと

ブラックだと言われ、今や人気のない職業の一つになっている教員。 そんな中、先日の沖縄県のニュースでこんな記事が出ていました。 news.yahoo.co.jp これは沖縄の例ですが、これに似た状況は全国各地、至るところで起きているのではないかと思います。 実…

検査すれば方向性が見えてくるのに②

前回のブログで、発達に障害のある児童に対しての対応をスピードアップするために、発達に障害がある可能性があるかないかに関係無く、全員に検査をすれば良いという話をしました。 ただ、この考えにはメリットもたくさんありますが、問題点もありますので、…

検査すれば方向性が見えてくるのに①

発達に何らかの障害がある児童が、年々増えている状況だというのはご存知の方も多いことでしょう。 ある意味、今まで黙殺されていたものが出てきていると考えることもでき、それはそれで良いことだなあと思う反面、教員の負担がどんどん大きくなっていること…

通信制高校の志願者増…「学校に行くのは時間のムダ」なのか

少し前に、学校というものの役割は今後変わっていくかもしれないという内容でブログを書きました。 kosukedad.hatenablog.com 先日こんな記事を目にして、もはや現実に近づいてきているのではないかと感じています。 news.yahoo.co.jp この記事は通信制を高…

いじめ問題への的確な対応に向けた警察との連携等の徹底について

先日、いじめについて新たに文科省の通達が出されたという記事が出ていました。 news.yahoo.co.jp いじめ問題に積極的に警察が介入する、という内容のものですね。 今回はこの内容について、少し考えてみたいと思います。 実は「いじめ問題への的確な対応に…

祖父母が出てくると…

保護者対応が年々大変になっているという話はこれまでもしてきました。 とはいえ、全ての問題に対して、校長や教頭が出て対応するわけではありません。学級担任や学年主任だけで対応できるものについては、アドバイスだけして対応を任せる場合もたくさんあり…

学校が何でも支える それはもう終わりに

子どもたちを学校がどこまで支えるのか、時代の変化とともに変わっていくとは思いますが、線引きが難しい状況の中で、考えさせられることはいまだに多いです。 家庭環境に問題がある児童に対して、どこまでのことができるのか、どこからはできないのか、今回…

教員免許が2年で取得可能に?

最近こんなニュースが出ていましたね。 www.yomiuri.co.jp まあ、この流れの背景には、教員の仕事がブラックであるということが知れ渡るようになり、教員志望の学生が減ってきたことにあるかとは思うのですが、今回はこのニュースについて、私なりの考えを述…

人名用漢字?外字?人の名前は難しい

私は教員生活25年以上になります。 かなり長いこと勤めてきた私ですが、学校現場ではいろいろなことが起こります。こんな私でも初めて出会うことは今だに多いのです。 先日のことです。 今年度卒業する6年生について、問い合わせが進学先の中学校から来まし…

学校行事は誰のためにある?

[学校の職員室では、先生たちはどんな会話をしているのでしょう。 現場の教員であればすぐに想像がつくでしょうが、そうでない人はどんなイメージを抱いているのでしょうかね。 今回はそんな話をしたいと思います。 職員室に先生方がいるのは、朝の時間、昼…

PTAの今後の行方

学校にはPTAという組織があります。 Parent(親) Teacher(教師) Association(組織)の略称で、日本語では「父母と教師の会」というのがまあ正式名称でしょうか。 PTAが何をしているか、みなさんはどのようなイメージをお持ちでしょうか。 お子さんのいる…

教員の自腹問題を考える

先日、こんな記事が出ていました。 toyokeizai.net 「あー、わかるなあ。」 というのが私の感想です。 実は私も若かりし頃は自腹を切りまくっていたことがありました。 教員は勤務時間の管理も下手ですが、経費の管理も上手ではないと思います。個人事業主な…

前はあったのに、今は無くなった行事って?

節分が終わりましたね。 ということで、こんな時期だから思いついた話題で進めたいと思います。 学校のリスク管理にはさまざまなものがありますが、今回は昔はあったのに無くなった行事などについて触れていきながら、リスクの管理について考えてみたいと思…

さりげなく動ける先生方は素晴らしい

学校現場がブラックな要因の一つには、現場の教員が勤務の時間管理や仕事内容の効率化ができていないこともありますよ、なんて以前のブログで書いている私ですが、そんな現場の教員のことについて今回は述べていきたいと思います。 学校の教員の業務は多岐に…

校内研修の新しい姿

学校には校内研修というものがあります。 より良い授業について、研究のテーマを学校で決め、そのテーマに沿って1年間研究していくというものです。 主な活動としては、年に何度かの研究授業を行い、教員全員で協議をするなどの活動をします。 学校現場に居…