学級経営 生徒指導
学年末が近づいてきました。 学校によっては、小学校でもすでに卒業式を終えているところもあるようです。 私の学校はこれから卒業式ですが、一年は年々早くなっているなあという気がします。 歳を重ねたからでしょうね。 さて学年末を迎え、担任としても子…
教員がブラックであることはすでに周知の事実ではありますが、例えば教員の労働時間が長いことなどは、教員自身の意識の持ち方が原因となっている点も私は否めないと思っています。 時短できるところはぜひ時短していきたいものです。 そこで私自身が考える…
漢字や計算のドリル学習など、作業的な学習の進め方については、最近の学校が抱える事情を考え、昔とはかなり取り組ませ方が変わったなと感じます。 自分自身も以前述べましたが、ただ筆算を練習したり、漢字練習をしたりというのは、時代の流れにはそぐわな…
3月も迫り、いよいよ学年末を迎える時期になってきました。 我々教員も、1年間の児童の様子を振り返り、成長した部分とまだまだ足りない部分などを分析するようになってきます。 自分だけだとよくわからなかったり、判断がつかなかったりするので、身近な先…
「AIにできないことをやるのが学校の先生の役目だ」 なんてことを実際に口に出して言っていられなくなってきました。 昨今のAIの進化は驚くべきものがあります。 しかし、多くの仕事がAIに取って代わられると言われる中、学校の教員というのは業務が多岐にわ…
叱るのって難しいですよね。 親の子育ての立場からすると、叱るのは今はあまりしない方がよいとされていて、自分の気持ちを伝えるようにしましょう、みたいなことを言われることが多いですよね。 ただ、そうも言っていられないのもわかります。 周囲の目があ…
「宿題をやらない子にはどう言ったらいいですか?」 という質問に対して、青山学院大学の駅伝部監督の原晋氏が、「何も言わない。失敗させればいいんです」と言ったというTV番組の紹介記事を見ました。 私はこの考えにどちらかと言えば賛成なのですが、コメ…
学校にいると毎日のようにいろいろな出来事が起きます。 特に生徒指導上の案件などは、毎年のように似たような話が起こるものです。 学年も変われば子どもたちも変わりますから、それはある程度仕方のないことなのですが、同じような案件が同じクラスや学年…
「思わず○○してしまいました」 子供からよく聞く言葉です。 トラブルがあった時にこの言葉をよく子どもたちは使います。 「思わず」ということは、そこにあまり思考がなかったことを端的に表しています。 発達の段階にもよりますが、中学年から高学年に上が…
学級が騒がしくなるのはなぜでしょう。 「○○先生が担任すると学級が落ち着くよね」 「今年の先生になったら、クラスが騒がしくなった」 担任によって、違いが出てくるのは明らかだと何となく感じているものの、なぜそうなるのか、原因はどこにあるのかは簡単…
特別な支援を要する児童について、私たち教員はさまざまな対応を求められます。 特別な支援を要する児童というのは、特別支援学級に在籍している児童や、また保護者の意向で普通学級に在籍しているものの発達障害の傾向の強い特性を持った児童のことです。 …
今回は「スクールカースト」について考えてみたいと思います。 スクールカーストとは、学級の児童生徒間や集団間で、自然に発生する固定的な序列を指す概念で、インドの階級的な身分制度であるカーストになぞらえて名付けられたといわれています。 簡単にい…
この度の能登地震の被害に遭われた方には、心からお見舞い申し上げます。 私も東日本大震災を経験しましたが、災害の恐ろしさについては軽々しく述べるわけにはいきません。とにかく1人でも多くの方へ支援が行き届いてほしいと願っています。 本来であれば3…
私の地域ではまだ冬休みは続くのですが、多くの地域では今週から3学期が始まるのではないでしょうか。 私自身も先週から勤務しており、研修会等にも参加しているのですが、まだまだ仕事モードにしっかり入ってはいませんね。 一応、年末年始はしっかり休んで…
年末年始をゆっくりと過ごしながら、このブログを書いています。 さて、年が明けると、 「今年はこれを頑張ろう」 と目標を設定したりしますが、なかなか年間を通してできることは少ないのではないでしょうか。 学校にいると、子どもたちはとにかく目標を立…
冬休みの教員の様子について先日書きました。 ただ、夏休みとは違い、冬休みはほとんどの地域ですぐに終わってしまいます。 そして3学期もとても短いです。 ということで、3学期の学級経営で気をつけるべきポイントについて述べたいと思います。 「3学期…
良い学級の条件とは、一体なんでしょうか。 いろんな考え方があると思います。 学習面のことを言えば、お互いに学力の面で刺激しあったり、意見の交換が盛んだったりといったことがあげられるでしょう。 ただ、長い時間を過ごすクラスです。 生活面の充実な…
子供とやり取りしていて、イラッとしてしまうことがあります。 教員も人間です。 相手が子供とはいえ、失礼な態度を取ったり、嘘をついたり、自分のことを棚に上げて話したり…とまあ、日常的に色々あるわけです。 私たちは大人ですから、できるだけ冷静に対…
高学年になると、ただ褒めるだけではモチベーションの上昇に繋がりにくくなってきます。 今回は、なかなか上がらない高学年のモチベーションアップの方法について、述べていきたいと思います。 低学年の頃は、子どもたちは褒められたくて良いことをしたり、…
いつも同じようなことで注意されている子っています。 学級担任はそれに慣れてしまい、この子はこうなんだよなあ、と決めつけてしまうことが珍しくありません。 無理もないです。 いつも苦労させられていますからね。 その決めつけが、子どもたちの自己肯定…
子どもたちがやる気を出すのはどんな時でしょうか。 楽しそう。 面白そう。 遊びやスポーツなどに対して見せるやる気は、こういった感覚的な興味や関心から出てくるものがほとんどだと思います。 今回は学校生活で子どもたちがやる気を出す場面、つまり「楽…
多様な子が学級にいる中で、指導の一貫性というものが取れないことがあります。 同じように指導して、同じような反応であれば、担任は苦労しません。 ですが、そうはなかなかいかないものです。 特に、特性のある児童が学級にいる場合はこういった場面に出会…
担任をしていると,必ず褒める場面,注意する場面があります。 褒め方や注意の仕方はさまざまなパターンがありますが、その後の子どもたちの姿を考え、意図することで効果は大きく違います。 ではどんなことを心がければよいのでしょうか。 そんなことを今回…
子供が育っているな、力を付けたなあと感じる時がどういう時かといえば、「自分たちだけでやることをしっかりやれているな」と感じる時ですね。 ですからそんな学級にするために日々奔走しているわけです。 その意味で毎日行われるであろう朝の会や帰りの会…
みんな仲良くしましょう。 学級担任がよく言うセリフです。 でもこれって本当にできるでしょうか。 しているとしたら、誰かがただ我慢しているだけではないでしょうか。 そんなことを今回は述べたいと思います。 学級には様々な子がいます。 大人しい子、活…
学校は基本的に時間割をもとにして毎日の授業が行われます。 授業のみならず、休み時間や朝自習、朝の会や掃除まで、さまざまな活動が細かくタイムスケジュールで決められています。 チャイムもなりますから、チャイムに合わせるために1日は慌ただしく過ぎて…
学級担任をしていると、必ず何らかのトラブルがあったり、注意や指導を入れたりする場面があります。 このタイミングこそが、学級経営がうまくいくかそうでないかを分けるといっても過言ではありません。 なぜなら学級というのは集団です。指導・注意をしな…
学級経営が上手い担任は、個々の力を育てることも上手いのか。 そんな話をしていきたいと思います。 結論から言えば、上手い人もいるし、逆に個々の良さを消してしまう人もいる、の2つに大きく分かれてしまうと言えます。 まず前提として、学級経営が上手い…
私の地区では学習発表会が各校で行われています。 昔ながらの学芸会という名前だったり、音楽発表会だったりと、呼び方はいろいろありますが、このような発表会的な学校行事って何のためにあるのでしょうか。 自分も散々書いていることでもあるのですが、行…
節度って難しいですよね。 今回は「節度」をどう考えるか、どう子どもたちに投げかけていくか、ということについてお話したいと思います。 先日保護者から学校にこんな電話がありました。 「近くのスーパーのフードコートコーナーにいつもいる子どもたちがい…