小学校教員kosukedadの日記

思ったことをわりとはっきり書いていきます。毒舌かもです。

学級経営 生徒指導

学習発表会にどう向かわせる?

私の地区では学習発表会が各校で行われています。 昔ながらの学芸会という名前だったり、音楽発表会だったりと、呼び方はいろいろありますが、このような発表会的な学校行事って何のためにあるのでしょうか。 自分も散々書いていることでもあるのですが、行…

節度についてどう指導するか

節度って難しいですよね。 今回は「節度」をどう考えるか、どう子どもたちに投げかけていくか、ということについてお話したいと思います。 先日保護者から学校にこんな電話がありました。 「近くのスーパーのフードコートコーナーにいつもいる子どもたちがい…

言い訳の多い子に対しての指導

言い訳の多い子っていますよね。 そういった児童に対して、どんな指導をするべきか悩んでいる教員は多いです。 何より、言い訳する子にとって、言い訳で逃れられる状況というのは、その子の成長にとって良くありません。 やったことにしっかり向き合っていな…

正解を持たずに問いかけていないか

「これはやっちゃダメだ」 「こうしないといけませんよ」 ではなく、 「どうしてダメなのかな?」 「このままだとどんなことが起こると思う?」 と問いかけましょう。 私はこれまで、子供自身に考えさせるために理由を考えさせたり、「あなたはどう思うか」…

ズル休みしてもいいですかと聞かれて

「先生、ズル休みをしてもいいですか?」 1年生の子が私に聞いてきました。 さあ、なんて答えますか? 先日、スクールサポーターに連れられて、1人の児童が私のところにやってきました。 集中力があまり続かない子で、みんなと同じ行動を取ることも苦手です…

夏休みに教員がするべきこと

夏休みに入り、10日ほどが経ちました。 教員は夏休みの間も様々な研修や保護者との面談などに忙しい日々を送っています。とはいえ、日常の児童への生徒指導や、いつ来るかわからない保護者からの連絡などは無くなるので、穏やかな日々を過ごすことができるの…

印象の大切さ

先日、同僚の研究授業を見る機会がありました。 学校には校内研修というものがあり、教員同士で授業のあり方などについて研修を行っています。 研究授業はその一環として、一人の教員が授業を実際に行い、全員で見合って、指導の仕方や教材の考え方などを後…

魅力ある学級担任になるために

学級経営をしていて、担任の方針が子どもたちに伝わっていないなあと感じる時があります。 なかなか注意しても伝わらない。 うんうんと返事はするもののそれが実行に移らない。 なぜ、子どもたちはわかってくれないのだろうか? 自分の言うことを聞いてくれ…

学級担任がいない時に本当の姿が見える

担任の先生が休暇を取ったり、出張があったりすると、補欠で代わりになる先生がそれぞれの学級に入らなければなりません。 今年度私は学級担任を離れているので、補欠でいろいろな学級に入ることが多くなりました。それによってそれぞれの学級の特徴が見える…

学級立て直しのポイント

学級経営がうまく立ち行かない、いわゆる学級崩壊状態とまではいかなくても、それに近い状況になることというのは、それほど少なくないと思います。 そういった状況になった時に、どのように対応していけばいいのでしょうか。 今回はこんな時に私が考えて実…

それでいいですかと保護者に問う

保護者との接し方において、最近私が意識していることがあります。 児童同士でのトラブルや約束事を破って問題が起こったりした時に児童を指導していると、こう言う子が必ずいます。 「○○くんがやっていたから…」 「○○さんにやろうと言われて…」 いわゆる言…

合わない人に合わせる必要はない

学級経営をしていく上で、目指すべきなのはいったいどんな学級なのでしょうか。 一般的には、クラスが一つになって何かをやり遂げることができるとか、みんなが仲良しでケンカはほとんどしないとか、そんなことが良い学級の姿としてあるのかなと思います。 …

5月以降の学級経営、ここがポイント

教員にとって最も忙しい4月を終え、大型連休に入りました。 新しく転任してきた教員や新採用の教員はかなり疲れた1ヶ月だったはずです。 とにかくお疲れ様でしたと言いたいですね。 さて、一月経って学級の実態が見えてきた部分もあるかと思います。 ここか…

春、この時期頑張ることの大切さ

新年度始まって2週間が経とうとしています。 新体制で始まった私の学校も、学級や学年のカラーが徐々に見え始めてきています。 と同時に、気をつけなければならないなあと感じる児童やクラスも浮き彫りになりつつあるなあという印象です。 4月の年度初めから…

教師の最大の武器は言葉

教師の最大の武器は言葉です。 私も普段から意識しているのは、どのような言葉の選択をして伝えようかということです。少しでも子どもたちが「えっ」と思うような言葉を選んで、興味を引くようにしたいと思っています。 そんな中で、ちょっと前に見たこの記…

指導すればしたでクレームが来る

子供への指導について、指導すればしたで保護者からのクレームが来ることがあります。 「相手も悪いのになぜ自分の子だけが注意されなければいけないのか」 などがその代表例ですね。 「そこまでの指導をする必要があったのか」 なんて言うのもあります。 こ…

新採用の教員の苦労

私の勤務する学校には、新採用の先生がここ5年以上毎年入っています。 職員の年齢層が高くなっている中で、学校の雰囲気がフレッシュになるのは大いに結構なことですが、新採用の教員は毎年必ず苦労していますね。 そりゃそうだろうなと思います。 今とは時…

力の無さを自覚することから工夫が生まれる

最近少し気になることについて今回はお話ししたいと思います。 それは 「レッテルを貼る」 ということです。 学級担任をやっていると、なかなかうまくいかない時が必ずあります。自分の指導が子供たちに伝わらず、何度も同じ間違いを繰り返してしまう子や、…

全校で集まる場面

3月ということで、年度末、進級や卒業を控える時期となりました。 小学校ではこの時期、卒業生に向けて「6年生を送る会」「卒業生を送る会」などの行事が行われます。 5年生が中心となって会の進行を行い、各学年から発表やプレゼントなどを贈る、という会で…

忙しい時ほど問題は起こる

3月になりました。 年度末となり、忙しい毎日をお過ごしの方も多いと思います。 学校はこの時期は卒業式を控え(高校は終わっているところも多いかもしれませんが)、進級やクラス替えなどの準備に追われています。 そんな時に限って、問題が起こるというの…

写真撮影で学級が見える

学級経営がうまくいっているかそうでないか、さまざまな場面でそれを窺い知ることができますが、はっきりと確認できる場面があります。 それが写真撮影の場面です。 写真撮影といっても、スナップ写真ではなく、集合写真ですね。 年度末も近づき、私の勤務す…

いじめ問題への的確な対応に向けた警察との連携等の徹底について

先日、いじめについて新たに文科省の通達が出されたという記事が出ていました。 news.yahoo.co.jp いじめ問題に積極的に警察が介入する、という内容のものですね。 今回はこの内容について、少し考えてみたいと思います。 実は「いじめ問題への的確な対応に…

学校が何でも支える それはもう終わりに

子どもたちを学校がどこまで支えるのか、時代の変化とともに変わっていくとは思いますが、線引きが難しい状況の中で、考えさせられることはいまだに多いです。 家庭環境に問題がある児童に対して、どこまでのことができるのか、どこからはできないのか、今回…

説得力をつけるには

よく、この先生だとなぜか子どもたちが素直に言うことを聞く、ということがありませんか? 今回はこのことについて考えていきたいと思います。 このテーマでの最大のキーワードは、やはり「説得力があるか」ではないかと思います。 この場合の教師の「説得力…

モチベーションを上げる

これまではコロナ禍でやりたくてもできなかったことを、少しずつ緩和していこうという動きが出てきています。 これは学校現場にも言えることで、私の勤務する学校でも、ここ数年はできなかった集会活動をしようという流れになっています。実際にはまだ実現し…

納得させる指導って?

私は小学校に勤めています。ですから小学校1年生から6年生まで、6歳ぐらいから12歳ぐらいまでの子に対して接することになります。これって結構な大きな幅なのです。 1年生というとついこないだまで幼稚園保育園児です。お家の人に送り迎えをしてもらって…

教師のアンテナ

学級を持っていると、日々何らかのトラブルがあるものです。そのトラブルに対して、どんな心構えで臨み、どんな形で対処するかによって、後々の負担が変わってきます。今回はそんな話をします。 例 低学年の学級。ある日の休み時間、女子児童の机の上に小さ…

持ち込んではいけないものを持ち込んだ

小学校の児童は時折予想もしないことをする場合があります。今回はそんな話をしましょう。 あなたは学校に持ってきてはいけないものと聞いて何を想像するでしょうか。世代も出るかもしれませんね。私のような団塊ジュニアの世代は、駄菓子屋で買ったアイドル…

家庭環境が要因で起きる問題への対応

家庭の教育が崩壊している児童や保護者に対して、対応に苦慮することがよくあります。教員の仕事は線引きが難しいという話は以前もしていますが、子どものよりよい成長のために、というワードが一人歩きして、制限のない仕事になりがちなのが今の教員の現状…

学校の中で有名になる子 そうで無い子

学校現場にいると、職員全員に名前を知られている子もいれば、担任を受け持つ学年でも名前をよく知らない子がいる、なんてことがあります。 まあいわゆるみんなが知っている子は、生徒指導上の問題があったり、家庭的に心配な面があったりしますが、名前も知…