小学校教員kosukedadの日記

思ったことをわりとはっきり書いていきます。毒舌かもです。

教師の最大の武器は言葉

教師の最大の武器は言葉です。

 

私も普段から意識しているのは、どのような言葉の選択をして伝えようかということです。少しでも子どもたちが「えっ」と思うような言葉を選んで、興味を引くようにしたいと思っています。

 

そんな中で、ちょっと前に見たこの記事の中での言葉が面白いなと思ったので紹介したいと思います。

news.yahoo.co.jp

 

この記事を書いているのは、この塾の経営者ですし、多少は話を盛っている部分もあるのかもしれませんが、この中で出ていた言葉が目に入ったのです。

 

記事の内容を引用します。

 

『中学生の授業で、間違いを恐れて答えを言い切れない生徒がおり、もじもじしてしまうことがありました。そのとき、私はチャンス、と思い、板書をしながら「恐れは畏れである。畏れがある人間は恥を知っている。恥を知っている人間には礼がある。礼がある人間には教養がある。君は大丈夫」と真剣に語りかけました。』

とあります。

 

この中の「 」の部分ですね。

 

私が話をする相手は小学生なので、この文章は少し難しいとは思いますが、自分にとってマイナスだと思っていることをプラスに転じさせているなかなか良い言葉だと思います。

 

このような視点は私も意識していて、子供の価値観を変えるような言葉がけを時々することで、インパクトや説得力を残せるように考えています。

 

そのために、自分自身も常に物事を俯瞰して見て考えるように意識しています。マスコミの報道やネット上での過激な個人攻撃などを見ればわかるように、日本人は一つの方向に走り出すと止まらないですからね。私がひねくれているだけかも知れませんが(笑)。

 

 

また、小学生の集団はそもそも能力の差が激しいです。極端な話、将来高校に入るのも危うい学力の子もいれば、東大に入る子だっているかもしれないという、渾然一体となっている集団です。

 

ですから、言葉の意味で伝える部分と、雰囲気で伝える部分との両方があるような気がしています。言葉の内容に説得力を持たせて納得させる面と、なんだかよくわからないんだけど大事な話なんだなと思わせる面との両方ですね。まあ、あくまで私の個人的な考えですけどね。

 

先ほど挙げた塾講師の言葉も、一つ一つの言葉の意味の説得力と、文章のリズムにおける雰囲気とを両方持っているような気がしませんか。

 

学習指導や学級経営は、こういった言葉のチョイスで大きく変わってくると私は思っています。

 

適切なタイミングで適切な言葉掛けをする。

 

基本中の基本ですが、これがなかなか難しいし、我々教員は永遠に磨いていかなければならないスキルであることに間違いないでしょうね。