小学校教員kosukedadの日記

思ったことをわりとはっきり書いていきます。毒舌かもです。

忙しい時ほど問題は起こる

3月になりました。

年度末となり、忙しい毎日をお過ごしの方も多いと思います。

 

 

学校はこの時期は卒業式を控え(高校は終わっているところも多いかもしれませんが)、進級やクラス替えなどの準備に追われています。

 

そんな時に限って、問題が起こるというのが常です。先生が忙しい時は、やはり子どもたちも落ち着かなくなり、問題が起きやすくなるのです。

 

 

どうしてこのようなことになるのか、少し解説してみたいと思います。

 

 

まず、年度末は評価をつけなければなりません。教員は日頃から継続的に学級の児童を観察し評価をしていますが、学期末や年度末はやはりその機会が大幅に増えます。

 

具体的にはテストが多くなるということです。ペーパーテストも単元ごとのものだけでなく、学年末のまとめテストのようなものなどもたくさんあリます。

 

必然的に授業内容がテストやテストに向けた学習となり、子どもたちにとってはあまり面白味のない授業時間となってしまいます。

 

 

もう一つは学校行事です。小学校であれば、卒業式や6年生を送る会に向けて、やらなければならないことが多くなります。

 

具体的には、6年生を送る会で各学年からの出し物の練習をしたり、卒業式に向けて学校の飾り付けをするための制作物を作ったりといったことになります。

 

学年の発表などはやはり緊張感がありますし、練習などは広い場所(体育館など)が空いている時しかできませんので、時間割も流動的になります。

 

 

このように、

「授業はあまり面白くない、テストが多くなる」

「緊張感がある場面があり、時間割が流動的」

なので、発散したいエネルギーが溜まっていき、その反動が休み時間などに出てしまうんですよね。

 

廊下を走ってぶつかってしまったり、教室で喧嘩が起こったりするのです。

 

 

このような時期は担任の力量によって大きく差が出るんですよね。

 

力のある教員はこのような時期の子どもたちの様子をよく観察しています。

「あ、言葉が乱暴になってきたな」とか「なんかやる気を感じないな」とか、よくないことが起きそうな雰囲気を感じることができるのです。

 

これを感じることができた上で、その対処を考えることができれば、未然に問題を防ぐことができます。

 

例えば、目標となる日を決めて子どもたちにレクリエーションを企画させたり、1日のうちの1時間を子どもたちが楽しめるような内容にしたり、などといったことです。

 

私は6時間目の後半10分ぐらいに、「今日はよく頑張ったからご褒美」といって、自分で考えた簡単なゲームをやらせたりしていましたね。

 

テストテストで飽きがちな時は、テストが早く終わって待っている時間を利用して、国語であれば漢字しりとりをやらせたり、社会であれば都道府県にまつわるゲームなど、その教科に関する遊びを取り入れていました。

 

 

うまくガス抜きをすることができるか、そこは教員のセンスが問われるところなのです。

 

事が起こってから対処に追われる、といったことを少なくするために、普段から未然に防ぐにはどうすれば良いか考えて指導していきたいものです。

 

まあ、それでも問題は起きるのですけれどね(笑)。