小学校教員kosukedadの日記

思ったことをわりとはっきり書いていきます。毒舌かもです。

2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

わかるから楽しい?わからないから楽しい?

私のブログは生徒指導や保護者対応、それから自分の勝手な雑感などが多いのですが、たまには授業づくりについて述べなきゃなあと思います。 そこで今回はこれから求められる授業について考えていきたいと思います。 小学校の授業では基本的に、問題があって…

学級担任はいらないのではないか②

前半では「学級担任はいらないのではないか」という考えについて、こんなメリットがあるというお話をさせていただきました。しかし、そうはいっても、これまで長く機能してきたシステムです。そこはそれなりの理由があって存続してきたわけです。 ということ…

学級担任はいらないのではないか①

先日、私の息子が入院したのですが、付き添いでの入院が必要なため、病院に寝泊まりする生活を送りました。 そのときに「あー、このシステムを学校に導入したらいいんじゃないかなあ」と思ったことを今回は書いてみたいと思います。 何を思ったかというと、…

働き方改革を進めていくためには③

働き方改革について述べてきましたが、3回目になってしまいました。今回は若い先生方の資質の向上について考えていきたいと思います。 教員の働き方改革は必要なことですし、この方向で進んでいくことは間違いないところです。 ですが、私は若い先生方の資質…

働き方改革を進めていくためには②

前回は働き方改革が進まない現状とその主な原因などについて述べましたが、今回は教員自体や学校という職場環境が抱える問題について触れていきたいと思います。 ブラックな現状を変えていくために、教員の誰もが働き方改革の推進を望んでいるのは間違いあり…

働き方改革を進めていくためには①

教員はブラックだと言われています。年々教員希望の学生は減っており、倍率がどんどん下がっている中、質の低下も心配されています。 そんな現状を改善しようと、働き方改革の推進へさまざまな方面から動きが出てきています。 実は私の街でも働き方改革を推…

モチベーションを上げる

これまではコロナ禍でやりたくてもできなかったことを、少しずつ緩和していこうという動きが出てきています。 これは学校現場にも言えることで、私の勤務する学校でも、ここ数年はできなかった集会活動をしようという流れになっています。実際にはまだ実現し…

寒い教室

北国に本格的な冬がやってきました。私の住む街にも雪が積もり、1日を通して0℃以下の真冬日になる日も出てきました。寒いです。寒さの苦手な私は参ってしまいます。毎年のことなんですけどね。 これは北国に住む者のあるあるなんですが、冬はアイスの消費が…

小学校→保育園に?

今回はまだ現時点では現実的ではない話をしようかと思います。 学校、というものがこれからどうなっていくのだろうかという話です。 小学校、中学校はいわゆる義務教育ですから、全員が学校に行くのが当然で、そしてできれば高校、大学まで行って就職する、…

納得させる指導って?

私は小学校に勤めています。ですから小学校1年生から6年生まで、6歳ぐらいから12歳ぐらいまでの子に対して接することになります。これって結構な大きな幅なのです。 1年生というとついこないだまで幼稚園保育園児です。お家の人に送り迎えをしてもらって…

先生に向いているのは底辺校出身?

長年教員をやっていると、いろいろな学校を経験します。毎日が笑顔で過ごせるような平和な学校もあれば、トラブルや揉め事が絶えない、毎日しかめっ面で過ごさなければならないような学校まで、本当に千差万別です。 私のような吸いも甘いも知っている人間に…

学校は行かなければならないところなのか

長く生きていると考えが凝り固まってしまいます。学校現場、教師集団もやはりそれは当てはまるなあと感じています。コロナ禍によって、これまで我々が持っていた価値観というのが、それほど確かではないということがわかってきたからです。今回は主観が強く…

指導の揚げ足をとる親

学校現場での指導がどんどん難しくなっているという話はこれまでもしてきましたが、今回もその話をしていきたいと思います。 例 特別支援学級の高学年児童A。自閉・情緒障害学級に在籍しており、自分の気持ちをコントロールできずにトラブルを起こすことがあ…

教師のアンテナ

学級を持っていると、日々何らかのトラブルがあるものです。そのトラブルに対して、どんな心構えで臨み、どんな形で対処するかによって、後々の負担が変わってきます。今回はそんな話をします。 例 低学年の学級。ある日の休み時間、女子児童の机の上に小さ…

部活動の地域クラブへの移行について

私は小学校の教員ですが、今回は部活動のことについて話をしたいと思います。 最近は部活動の地域スポーツ・文化クラブへの移行が進み、小学校で部活動を行っている地域は少なくなっています。私の住む地方でも、小学校は数年前から完全に地域クラブに移行し…

持ち込んではいけないものを持ち込んだ

小学校の児童は時折予想もしないことをする場合があります。今回はそんな話をしましょう。 あなたは学校に持ってきてはいけないものと聞いて何を想像するでしょうか。世代も出るかもしれませんね。私のような団塊ジュニアの世代は、駄菓子屋で買ったアイドル…

若い先生たちの努力

教員の現場も、若い人が少なくなったと感じます。 少子化で児童数が減り、学級数が減っていき、学校そのものの数も減ってきました。必要とされる職員数もそれに伴ってもちろん減っていきます。しかし、必要な人数は減るものの、すでに採用されている教員は、…

家庭環境が要因で起きる問題への対応

家庭の教育が崩壊している児童や保護者に対して、対応に苦慮することがよくあります。教員の仕事は線引きが難しいという話は以前もしていますが、子どものよりよい成長のために、というワードが一人歩きして、制限のない仕事になりがちなのが今の教員の現状…