北国に本格的な冬がやってきました。私の住む街にも雪が積もり、1日を通して0℃以下の真冬日になる日も出てきました。寒いです。寒さの苦手な私は参ってしまいます。毎年のことなんですけどね。
これは北国に住む者のあるあるなんですが、冬はアイスの消費が増えると言われています。外は寒いのですが、部屋をガンガンに暖かくして、Tシャツを着てアイスを食べる、みたいな習慣の家庭が多いからです。
とまあ、そんな感じなので、室内はかなり暖かくしているのですが、これが学校現場では変わりつつあります。
コロナの影響です。
外はマイナスの気温の中、教室の窓を開け、廊下に繋がるドアも、廊下の窓も開けて換気します。開ける幅はそれほど大きくないとはいえ、「ヒュー」と音がするのです。当然どんなに暖房のパワーを上げても、室温は上がりません。
子どもたちは、多くの児童が外に出る時と同じような格好をして授業を受けている状態です。
つまり、ダウンジャケットやベンチコートのような外套を着込んで学習しているのです。子どもたちの中には、そんな中でもTシャツ1枚でいる子なんかもいて、「全然寒くないんだよ」と言ったりするので、みんなで笑ったりもするのですが、こんな教室での学習はちょっとかわいそうですよね。
ちなみに、私の学校の用務員さんは、「いやあ、灯油2日で700リットル使ってますよー」とぼやいていました。
室内は寒いですが、暖房は暖めるために一日中フルパワーですからね。
こんな学校が私の街には何校もあって、これが私の県、地方、日本全体と考えていったら…どれだけのエネルギーを使っているのでしょう。
もったいないなと思います。
はっきり言って無駄、と言っても過言ではないですよね。
もう思い切って冬季はリモート学習にしちゃったらどうなんでしょう。コロナは年中なので置いといても、冬季はインフルエンザの流行の時期。感染対策にもいいと思うのですが。
逆に夏が暑い地方は、暑い時期をリモートにして冷房費を抑えることもよいのではないでしょうか。
まあ家庭でも暖房冷房は使いますから、同じことなのかもしれませんが、寒い教室で学習しているのに暖房費は莫大にかかる…というのがどうしても私には解せないのです。
地方の自治体が、全ての学校の校舎を改築して換気対策をするのも現実的ではありませんし、なかなか難しいなと思います。結果として、このコロナの影響が続く限り、感染対策としての換気は行われていくのでしょう。
また室内をポカポカにして安心して学習できる時が早く来るといいのですが、まだまだ先なのでしょうね。