小学校教員kosukedadの日記

思ったことをわりとはっきり書いていきます。毒舌かもです。

一教員の雑感

PTAや児童会をうまく使う

学校が抱える問題を、学校だけが抱えるのではなく、外に開いて相談していくことが必要なのではないかと私は考えています。 最近の傾向として、保護者は学校が決めたことに対して不満を持つことが多いなあと感じます。 それは学校側に責任でもあるのですが、…

教員にも様々な人がいる

教員にも様々な人がいます。 上から目線で言っているようで感じ悪いかもしれませんが、仕事の能力的な部分で劣る人、人間的に問題のある人、精神的に弱くすぐ休んでしまう人… そんな同僚も実際にいるのです。 今私の現場で起こっていることに触れながら、難…

モンスターペアレントへの対応で方向性が決まってはいけない

ルールは何のためにあるのか、子どもたちが考えなければ、あとで手痛いしっぺ返しを喰らうのは、子供自身なのです。 それを気付かせるのが、教員と保護者なのではないでしょうか。 先日の出来事を少しお話ししたいと思います。 低学年の児童が、昼休みに体育…

発達障害の児童への対応 慎重さと迅速さ

小学校から中学校に上がる際の「中1ギャップ」という言葉があります。 中学校に入学したものの、その環境の変化についていけず、学習への意欲が無くなってしまったり、不登校になってしまったりするという問題です。 以前からそのようなことは長く言われて…

登校を渋る児童と「学校に行く意味」

「学校」で学ぶ意味とはどんなことなのでしょうか。 一昔前は当たり前に感じていたことに対して、我々学校で働く教員も、その意味を問いたださないといけないと感じています。 新年度が始まりましたが、私の学校では始まって早々に登校を渋る児童が出てきま…

クラス替えと、新しい担任と

新年度が始まって10日ほど経ちましたが、ちょっと忙しすぎてブログの更新に手が回りませんでした。 この時期はやはりやることが多いですね。 さて、学校現場には定期異動がありますので、新年度は新たなメンバーを加えてスタートすることになります。 また…

入学式の裏側の話

入学式の時期となりました。 少子化が進んでいるとはいえ、小学校、中学校、高校、それ以上の学校と、4月に入学を控える子がたくさんいます。 親にとっても、我が子の入学というのは格別の思いがあるでしょう。 さて、そんな入学式にまつわる出来事を例にし…

担任ガチャについて

「担任ガチャ」 「先生ガチャ」 という言葉を耳にするようになりました。 これ自体は最近の言葉ではありますが、実際こんな考え方は以前からあったのではないでしょうか。 「あの先生は嫌だな」 「○○先生が担任になればいいな」 私たちもいつも思っていまし…

土曜日に授業…アリ?ナシ?

新年度が始まりましたが、こんな記事を目にしたので今回はこれについて述べたいと思います。 news.yahoo.co.jp 土曜授業をしているところも出てきたという話は聞いていましたが、結構やっているところがあるんだなあ、というのが率直な感想でした。 私も採用…

新採用の教員へのアドバイス

4月になりました。 今年は1日が土曜日ということもあり、正式に新年度が始まるのは3日からとなりますが、いよいよ新しい年度のスタートです。 新しい教員が赴任し、挨拶回りやら会議やらで大忙しの数日となります。 おそらく全国どこも7日前後が入学式や始業…

別れの季節

明日から4月、新年度が始まります。 子どもたちとは修了式や離任式を終えてお別れしましたが、教員同士はこの3月末の数日がお別れの日となります。 転任する際の片付けはとても大変です。 何年分もの資料が山のように出てきますからね。 長く学校に勤務すれ…

「教育学部の教授に教員経験者を増やす」に思うこと

私もそうですが、教員の多くは大学の教育学部出身です。小学校教員は特にこれが顕著です。中学校や高校の専門教科の免許は他学部でも取得できるものが多いですからね。 そんな中で今日はこの記事を取り上げたいと思います。 news.yahoo.co.jp 自分が学生だっ…

教師の最大の武器は言葉

教師の最大の武器は言葉です。 私も普段から意識しているのは、どのような言葉の選択をして伝えようかということです。少しでも子どもたちが「えっ」と思うような言葉を選んで、興味を引くようにしたいと思っています。 そんな中で、ちょっと前に見たこの記…

学級担任の能力差をどう埋めるか

年度末です。 修了式や離任式も終わり、次年度に向けた準備が始まることになります。 来年度の引き継ぎなどでここからの教員の2週間はまさに怒涛の日々です。 いつも忙しい教員ですが、この時期はさらに大変ですね。 さて、この時期の動きについて少し説明す…

人事異動に思うこと

この時期は教員にとっては、年に一度の人事異動の季節です。 私の県では発表が非常に遅いため、引越しを伴う異動の教員がいつも「アパートが埋まっちゃってて大変だ」「もっと早く教えてくれればいいのにねえ」 なんて会話が行き交います。 修了式が終わって…

卒業アルバム作りの内側

こんなのもネットニュースになるんだなあと思ったので、今回はこの記事についてお話したいと思います。 news.yahoo.co.jp 誰もが手にしたであろう卒業アルバムについてです。 卒業アルバムを作るために、6年生の担任の教員はとてつもないエネルギーを使って…

教員という職業の魅力

教員という仕事は大変ですが、やってて良かったなと思うことも多いです。 それを感じる代表的な行事が、卒業式ですね。 自分は高学年を担任することが多かったので、卒業担任となることが多いのですが、卒業式はやはり特別な行事です。 節目に立ち会えるとい…

就学援助費は子供のために使われてほしい

小学校ではもうすぐ卒業式を迎えます。 ここ数年いろいろな面で制限されてきた中で行われてきた卒業式も、今年度はいつもの形で行えそうです。 震災から12年。 ここ数年のコロナ禍。 何事もなく卒業の日を迎えてほしいと思います。 さて、最近おかしいなと思…

力の無さを自覚することから工夫が生まれる

最近少し気になることについて今回はお話ししたいと思います。 それは 「レッテルを貼る」 ということです。 学級担任をやっていると、なかなかうまくいかない時が必ずあります。自分の指導が子供たちに伝わらず、何度も同じ間違いを繰り返してしまう子や、…

「教員は公務員でない方がいい」に思うこと

最近こんな内容の記事を目にしました。 news.yahoo.co.jp かいつまんで言うと、 ①教員は公務員でない方が、人の入れ替わりがもっと生まれるので良いのではないか ②教員は一般常識が足りないので、一般企業で社会経験を2、3年積んでから教職に就いた方が良い…

保育士の配置基準に思う

私は小学校の教員ですが、今回はこのニュースについて思ったことを言いたくなってしまいました。 news.yahoo.co.jp 保育園の話です。 4歳児、5歳児のクラスは保育士1人に30人が基準となっていますが、それを改善してほしい、というものですね。 いやー、わか…

33人学級から40人学級へ戻す!?…に思うこと

ブラックだと言われ、今や人気のない職業の一つになっている教員。 そんな中、先日の沖縄県のニュースでこんな記事が出ていました。 news.yahoo.co.jp これは沖縄の例ですが、これに似た状況は全国各地、至るところで起きているのではないかと思います。 実…

検査すれば方向性が見えてくるのに②

前回のブログで、発達に障害のある児童に対しての対応をスピードアップするために、発達に障害がある可能性があるかないかに関係無く、全員に検査をすれば良いという話をしました。 ただ、この考えにはメリットもたくさんありますが、問題点もありますので、…

検査すれば方向性が見えてくるのに①

発達に何らかの障害がある児童が、年々増えている状況だというのはご存知の方も多いことでしょう。 ある意味、今まで黙殺されていたものが出てきていると考えることもでき、それはそれで良いことだなあと思う反面、教員の負担がどんどん大きくなっていること…

通信制高校の志願者増…「学校に行くのは時間のムダ」なのか

少し前に、学校というものの役割は今後変わっていくかもしれないという内容でブログを書きました。 kosukedad.hatenablog.com 先日こんな記事を目にして、もはや現実に近づいてきているのではないかと感じています。 news.yahoo.co.jp この記事は通信制を高…

人名用漢字?外字?人の名前は難しい

私は教員生活25年以上になります。 かなり長いこと勤めてきた私ですが、学校現場ではいろいろなことが起こります。こんな私でも初めて出会うことは今だに多いのです。 先日のことです。 今年度卒業する6年生について、問い合わせが進学先の中学校から来まし…

学校行事は誰のためにある?

[学校の職員室では、先生たちはどんな会話をしているのでしょう。 現場の教員であればすぐに想像がつくでしょうが、そうでない人はどんなイメージを抱いているのでしょうかね。 今回はそんな話をしたいと思います。 職員室に先生方がいるのは、朝の時間、昼…

前はあったのに、今は無くなった行事って?

節分が終わりましたね。 ということで、こんな時期だから思いついた話題で進めたいと思います。 学校のリスク管理にはさまざまなものがありますが、今回は昔はあったのに無くなった行事などについて触れていきながら、リスクの管理について考えてみたいと思…

さりげなく動ける先生方は素晴らしい

学校現場がブラックな要因の一つには、現場の教員が勤務の時間管理や仕事内容の効率化ができていないこともありますよ、なんて以前のブログで書いている私ですが、そんな現場の教員のことについて今回は述べていきたいと思います。 学校の教員の業務は多岐に…

なぜ教員を目指す人材は減ってしまったのか

こんなに先生を目指す人が減ってしまったのはなぜなのでしょうか。 www.msn.com 先日このようなニュースが出ていました。 東京都が、教員免許が無くても採用試験で合格した場合、教員免許を2年以内に取得すれば正式に採用しますよ、という話です。 東京都で…