教員にも様々な人がいます。
上から目線で言っているようで感じ悪いかもしれませんが、仕事の能力的な部分で劣る人、人間的に問題のある人、精神的に弱くすぐ休んでしまう人…
そんな同僚も実際にいるのです。
今私の現場で起こっていることに触れながら、難しい現実についてお話ししていきたいと思います。
特別支援学級の担任は、一人の子供や保護者と触れ合う時間が非常に長いです。ですから、合う合わないで問題が大きくなってしまうことがあります。私の学校での話をしましょう。
そのクラスは学級に所属している児童が3人でした。
うち2人は協力学級(いわゆる通常学級)でほとんど学習するような状態で、一日の大半をほぼ協力学級で過ごしていました。
必然的に残りの一名と学級担任が長い時間を過ごすことになります。
男子児童でしたがなかなかやんちゃな子で、宿題をやってこなかったり整理整頓が苦手だったりといったところもありました。
その児童の担任になった教諭は、その児童のやることなすことに一つ一つにケチをつけ、改善させようとしました。
いつも後をついていくような状態で、なんでも口出しし、注意したりやり直しさせたり…
子供にとって息が詰まるような指導の仕方だったのです。
管理職もそのやり方ではそのうちうまくいかなくなるから指導の仕方を変えていくように話したのですが…聞く耳を持つことはありませんでした。
結局児童の自由な時間はほとんど無くなり、家に帰ってからその不満が爆発しました。
母親に不満を言ったことで保護者と担任の関係も崩れてしまい、結局は担任としての働きがほとんどできない1年となってしまいました。年度が始まってほんの1,2か月のことでした。
というわけで、別の特別支援学級の担任がフォローする形で残りの10か月を過ごしたのです。
いつも言っていますが人は基本的に足りていません。時に管理職も借り出されながら、指導にあたりました。
これは偏見でもなんでもないのですが、特別支援学級の担任には発達障害などの専門的な知識を持った素晴らしい教員もたくさんいる一方で、中には通常学級の担任は任せられないので支援学級の担任をしている教員が一部いるという事実もあります。
特に、特別支援学級の場合は児童と担任の関係は深いものになります。長い時間を一緒に過ごし、触れ合うことになるからです。また、保護者と担任の関係についても同様です。お互いの情報交換や連携が不可欠だからです。
相性の問題は大きいのです。合う合わないはとても大切なのです。
学校現場で問題だと思うのは、先ほどのような問題が発生した時に、
「子供のためだから」
という理由で、他の教員に皺寄せが来ることも仕方ないといった空気があることです。
これが管理職にもう少し大きな権限が与えられて、皺寄せを受ける教員の給与を上乗せできるなど待遇面にも権限があればとも思います。担任を外れる教員は給与の何割カットとかも含めてです。
確かに、人を相手にする仕事ですから、いつ自分が危うい立場になるかわからない面もあります。モンスターペアレントのような保護者にあたると大変ですからね。
ですが、できる人はそれなりの報酬を貰って、できなかった人は報酬がカットされる、これ当たり前のことのような気がするのですが…。
かなり毒付いてしまいました。すみません。今回はこの辺で。