年の瀬も近づいてきました。
年賀状を急いで書かないと、と焦っていましたが、ようやく何とか終わり、投函しました。
最近は年賀状を書く人も減ってきて、それが当たり前みたいになってきましたが、私のような天邪鬼な人は、こんな風潮だからこそ、逆に絶対出すぞ、なんて思ってしまいます(笑)。
さて、この年賀状、転勤の多い私たちのような職業にとっては、普段連絡を取らない人達の近況を知る良い機会でもあります。
そして過去に教えてきた子どもたちの様子を知る貴重な機会でもあるのです。
小さな学校にいた時の子や、思い入れのある学級の子、まめに連絡をくれる子など、現在も連絡を取り合っている教え子達も多いです。
若い頃は教えた子みんなに年賀状を出していたのですが、当然教え子の数は雪だるま式に増えていきますので、流石に最近は数を絞っていますが…
そんな中ですが、初めに述べた通り、最近は年賀状を書かない子も多いでしょうから、きっと最近卒業させた子どもたちとは、疎遠になって、近況を知ることもなかなか無くなってくるんだろうなあ、なんてことを思うのです。
ただ、今はわりと小さな町に住んでいますので、祭りで会ったりお店で会ったりと偶然出会うことは多いですけどね。
教員という仕事をしているから、こんな風にいろんな子どもたちと長い年月を通じて繋がっているんだなあと思うと、この仕事は悪くないなと思いますね。
教え子の同窓会に行ったり、結婚式に行ったり…
私が教え子達とそんなことができるのも、繋がっているからです。
今のツールだと、SNSということになるのですが、それだと関係性があまりに近すぎて、適度な距離感というのが取りづらい面もあるようです。
若い先生たちは自分の情報が漏れるのを警戒していて、個人情報だから教えないという人が多いみたいですね。
まあ、気持ちはよくわかります。
ただそうなると、子どもたちのその後と関わっていく機会が、ほとんど無くなっていくんだろうか、とも思うわけです。
何だか寂しい感じがします。
若い教員に私のような体験をしてほしいなあと思うのです。
その体験をした時に、教員としての充実感ややりがいも感じることができると思うのです。
年賀状は私自身今後も使っていくツールですが、若いこれからの先生方や今の子どもたちにとっては、年賀状ではないでしょう。
でも、適度な繋がりを持つことでその後の子どもたちとの関係性を持ち続けてほしいなと思います。
うーん、どうなんでしょう。
これも古い考えなんでしょうかね。