小学校教員kosukedadの日記

思ったことをわりとはっきり書いていきます。毒舌かもです。

年度始めの数日間

4月になり、どんな仕事の業界も同じだと思いますが、年度始めの職員室は大変忙しいです。

 

年度が変わり新たな職員を迎え、新体制でスタートしたと思ったら、それから3、4日後くらいには新学期が始まってしまうという状況です。

 

それまでに子どもたちを迎え入れる準備をしなければならないのです。

 

 

この時期の動きとしては、校長から学級担任など新しい体制が伝えられ、膨大な案件の会議を進めることから始まります。

 

年間を通した動きに関することから、差し迫った行事、入学式や始業式についてなど、多岐に渡ります。

 

転任してきた先生などは特に、会議の内容は全然頭に入ってきません(笑)。少なくとも自分はそうでした。どれだけベテランの教員でも、学校それぞれのやり方がありますから、最初は全然わかりませんね。

 

まして新採用の教員などは、聞いたことのない用語なども飛び交いますから、尚更でしょう。

 

3日間くらいに渡って会議は続きます。午前中は会議、という感じでしょうかね。

 

 

会議が終わると、校務分掌と呼ばれる、校内組織の仕事の確認も行います。

 

例えば、研修部では授業技術の向上を目指すための計画を立てたりしますし、生徒指導部では児童がトラブルなく校内での過ごすための方策を考えたりします。他にも分掌はありますが、それぞれ教員はいずれかの分掌に所属しており、さまざまな役割が与えられています。

 

年度始めのこの時期は、分掌主任を中心に活動していくための確認をしていくことになります。

 

 

さらに、入学式の準備です。

 

これは全職員で行います。会場の準備から式の流れの確認、校内全体の装飾、新入生の用品の搬入と振り分け、入学式で保護者に配付する資料の準備などをします。

 

新6年生が出校して準備作業の手伝いをしたり、新2年生が入学式で新入生に向けて行う発表の練習なども行ったりしますね。

 

 

 

前に挙げたものを全て行った上、これらに加えて、担任の教員は学級や学年の準備をするのです。

 

名簿の作成や、学級・学年便りの作成、テストやドリルなどの教材の選定、教室の物品の整理などをしていきます。地味な作業ですが、子どもたちのロッカーや下足箱の表示なども意外に手間がかかります。

 

実際には学級や学年の準備は、優先順位的には一番後になることが多いと思います。

全職員が関係する、会議や入学式の準備作業は時間が決まっています。その隙間を縫って、あるいは勤務時間が終わってからやる、ということになりがちですからね。

 

 

 

主なものを紹介しましたが、これ以外にもやらなければならないことがたくさんあり、まさに目の回るような数日間です。

 

今挙げたようなことを毎年行っているのですが、こんな感じですから、当然夜遅くまで残って仕事をしている先生方がかなり多いですよね。

 

なんとか効率的にしたいとは思いますが、最初が肝心ですからね。気持ちの良いスタートを切りたいという思いが、先生方をそうさせるのでしょう。

 

春休みで新学期がまだ始まっていない時に、学校の中では何が行われているのか、少し紹介してみました。