暑すぎます。
私の住んでいる地域は北国です。
これまで20年以上勤めてきていますが、基本的に学校にエアコンというものはありません。
県内でエアコンが整備されているのは、米軍基地のある町のみだったはずです。飛行機の騒音対策で窓を閉め切る必要があるからです。
最近はそれぞれの自治体で少しずつ整備されてきているようですが、今の私の住む町ではまだ職員室にすらエアコンがない状態です。
そんな中で2学期が始まったのですが、やはり暑くて大変です。
扇風機で風を起こしても気休めにもなりません。
子どもたちの熱気が加わり、学校全体が蒸し風呂状態になっています。
暑さって集中できませんよね。
寒ければ着ればよいので、自分で調整可能ですが、暑いのは全部脱いでも暑いですからね。
暑さ対策グッズなどもたくさん出ているのですが、根本的な解決にはなりません。
まあ、私の地区でも比較的建設が新しい校舎には、冷暖房が完備されているところもあるようです。
しかし、聞いたところによれば、新しい校舎はオープンスペースが多く、フレキシブルな使い方ができる反面、冷暖房効率がものすごく悪いということを聞いています。光熱費がとんでもないことになっているのだそうです。
どうしても今風のおしゃれな校舎だと、吹き抜けを作ったり、窓を多く取ったりしますよね。それも大きく影響しているようです。
と言っても、まだ私の町は良い方なのかもしれません。日本中が今はどんどん暑くなっていますし、ゲリラ的な豪雨などもあり、気候の変化に日本が対応しきれていない感じですよね。
私も、ずっと「いいなあ、雪が積もらない街に住みたいなあ」と思ってきましたが、日本各地の最近の様子を見ていると、台風が怖いし、気温も高すぎるしと、どこが住む場所として理想なのかわからなくなっています。
話が横道にそれましたが、学ぶ環境を整えるって、大切だなあと思います。
今は暑さゆえに集中できないという話をしていますが、冷静になって考えてみると、集中できない理由って今の学校にはたくさんあるんだろうなと思うのです。
人がたくさんいるとだめな子もいるでしょうし、周りの子がうるさい、黒板の字が見にくい、教室が狭い、担任の先生が合わない…
人の環境や設備の環境で、気持ちよく過ごせないことはありますよね。
それを考えると、学校というのはかなり子どもたちに無理を強いているのかもしれません。
そこに行くしかない、という場合がほとんどですからね。
暑くて学校に居たくないなと私が思った時、ふとそんなことを思ったのでした。