私のもう一度担任になったらやってみたいシリーズ第3弾です。
それは「いつでも学級オンライン中継」です。
朝の登校時から下校まで、完全にオンラインで学級の様子を見れるようにしたいのです。
基本的にこれとプラスで「いつでも授業参観OK」も出したいですね。
なぜこれをやりたいのか。
様子を見てもらって実態を知ってもらう、ということでしょうか。
そして、学級のことについて関心を持ってもらい、意見をバンバン言ってもらいたいのです。
学級で問題が起こったとき、時として学級担任が責任を追及されることがあります。
「あなたの指導の仕方がなってないからこうなるのでは」
「うちの子はこう言っている。先生の話は違うのではないか」
これは学校というのが少し閉鎖的で、保護者にとって見えない部分が多いからではないでしょうか。
それを解消するために、担任はこまめに連絡をして、学級通信をこまめに発行して様子を伝えています。
その結果仕事が終わらず、勤務時間が長くなってしまう。
これを何とかしたいのです。
学級の様子をさらけ出すことによって、その学級の問題はどこにあるのか、どう変容しているのか、可視化することによって担任と保護者で共に問題解決にあたりたいのです。
とはいえオンライン中継したとしても、保護者は忙しい方も多いでしょうから、いつでも見れるわけでないでしょう。
それでもこのような形にすることで、日常の様子を誰かが見ているかもしれない、と言う気持ちになるわけです。
子供にとっても担任にとっても、緊張感が生まれると思います。
指導する担任側も、説明責任を果たせるようにしなければなりませんし、やりづらい部分はあるかもしれませんが、私自身はそれ以上のメリットを感じるのです。
原則として、学級担任はいつでも子どもたちのそばにいて様子を見ていることが必要ですが、実際には絶対無理です。
子どもたちの登校する時刻は教員の出勤時刻より早いですし、朝自習の時間は職員室で職員朝会を行なっている学校も多いでしょう。
休み時間の様子を完璧に把握することは不可能ですし、授業しているとグループ毎に場所を変えて作業する、なんてこともありますからね。
もちろん私も、すべての瞬間を捉えることができるとは思っていません。
ですが意識が変わると思うのです。
「いつでも参観OK」も同じ目的です。
実際のメリットとしてはこのような点が挙げられます。
・支援の必要な児童の実態を、言葉ではなく実際の姿で伝えられる
・自分の子だけではなく、学級全体に目を向けることができる
・一人で見るより、多くの目で見た方が効率的で正確である
・担任自身が自分の行動や言葉により気を遣うようになる
一部の時間のある家庭の親が自分の子中心に見てしまい、クレーマー化する可能性というのも否定はできませんが、そうなったらそれを全ての保護者に「こんな意見もありますがどう思いますか」と伝えるだけです。
ちょっと乱暴な考えだという意見もあるでしょうが、日本中どこでも監視カメラがある社会です。
学校だけが閉鎖的である必要はないと思うのです。